STU48 2ndシングル「風を待つ」レビュー
ryoです。
延期だらけ!?STU48について
私はこの記事を書くまではSTU48というグループの存在を知りませんでした。
そもそも秋元康プロデュースのグループは今までほとんど追いかけたことがないので(笑)
STU48の主な活動拠点は瀬戸内海で、今回のリリースで計2枚のシングルをリリースしています。
しかし、2017年から活動開始しているにも関わらず
1stシングル「暗闇」のリリースは2018年、
2ndの「風を待つ」は2019年と
かなりローペースなグループだなぁと感じました。
調べてみると、なんとどちらも別々の理由で発売延期になったそうですね。
1stシングルの延期はSTU48の劇場が理由でした。
STU48の劇場はなんと船だそうで。
思い切ったことするなぁと感じましたが、
なんとこの船まだ完成していないそうです。
当初の予定は2017年の夏だったそうなのですが、工事の遅れにより2018年夏に変更されました。
それに伴い、2017年11月1日に発売予定だった1stシングル「暗闇」もメジャーデビューするタイミングではないという判断により発売延期になったそうです。
結果、2018年1月31日に発売されました。
船→1stという順番ができずに延期しましたが、延期後は1st→船に妥協したあたり、よっぽど遅れていたんだなということがわかりますね。
そして2ndシングルの「風を待つ」ですが、当初の予定では2018年8月29日に発売するはずでしたが、
こちらは7月に発生した西日本豪雨の影響で発売を自粛し、発売予定も未定ということになりました。
さらに2018年夏に完成予定だった船上劇場も延期になりました。
理由が理由なので仕方ないのですが、延期に次ぐ延期で前途多難なグループですね。
ですが、延期決定後も様々な会場でライブを行い、さらに西日本豪雨に際し復興支援を行うなど、精力的な活動は非常に好感が持てますね。
あと、私としては最初から順調に事が進んでいるグループより、STU48のようなトラブルだらけでスタートしたグループの方が息長く続くような気がします。
2ndシングル「風を待つ」について
STU48の曲を一通り聴いてみましたが、グループ自体は海がモチーフとなっていますから、基本的に爽やかな印象ですね。
「風を待つ」の歌詞にも「岬」「凪」「入江」など海に関する単語が盛り込まれています。
メンバーの多くは瀬戸内地方出身であるため、歌詞への理解も早かったのではないでしょうか。
風を待とう この岬でもう少しで春は来るはずSTU48「風を待つ」
「風を待つ」の詞に出てくる春は季節の春を意味しているのでしょうか?
それとも恋を意味する春なのでしょうか?
君に恋している歌ですからどちらでも良さそうですが、季節だとするとこの曲は「冬の歌」になりそうですね(笑)。もう少しで春が来るわけですから。
槇原敬之の「冬がはじまるよ」は秋の歌であることと同じ理屈ですね。
しかし、曲アレンジでカスタネットの音が入るとどうしても夏の曲という印象になってしまうのは私だけでしょうか?
カスタネットの音が曲の爽やかさを引き立たせているのですが、同時に夏感も出てないかと思っちゃいますね。波乗りジョニーに引っ張られてるだけじゃないか。
こちらはメンバーが実際に走ったルートです。
カメラはドローンを使用し、ワンカットで実に10テイク撮影したそうです。
「おのみち文学の館」の入り口にある階段からスタートし、60mある石段をダンスしながら駆け上がり、尾道共楽園までわずか3分で辿り着かなければならず、
MV途中にメンバーの一人である岡田奈々さんが階段で転ぶというハプニングがあったり(2:32)、曲の最後の方になると額から汗が出ていたり、ダンスの途中でよろけたり、
ワンカット撮影ならではの特徴が現れておりSTU48の努力も一緒に感じる事ができて良いMVだなと感じました。
動画の後半にはMVのメイキングと、センターである瀧野由美子さんのインタビューが付属しています。
片道120mですからね、10テイクで1.2km走ったことになります。
さらに通し練習も数回やったはずなので、2日でおよそ2kmは走ったのではないかと思います。
それをダンスしてさらに笑顔を維持しなければならないわけですから大変だと思います。本当にお疲れ様でした。
最後ドローンの引きの映像は奥に瀬戸内海が写って本当に綺麗な映像でした。
綺麗な景色を映像で見ると実際に行ってみたくなりますね。走りたくはありませんが(笑)。