音楽素人が綴る音楽ブログ。

音楽の専門知識ゼロの男が音楽を評論するブログです。

宇多田ヒカル22ndシングル「Face My Fears」レビュー

ryoです。
 
今回の記事では宇多田ヒカルのシングル「Face My Fears」について書きます。
 

基本情報  

 シングル名  Face My Fears
アーティスト  宇多田ヒカル
   発売日  2019年1月18日
    B面  誓い
         Face My Fears(English Version)
         Don't Think Twice
 

11年ぶりのシングルリリース

シングル全般としては2018年5月30日に配信限定で「初恋」をリリースしていますが、
 
CDのリリースでは2008年5月21日の「Prisoner Of Love」から実に11年ぶりのリリースとなりました。
 
当時は着うたフルが全盛期で、
 
宇多田ヒカルはそこからシングルは配信に完全シフトし
 
また宇多田ヒカル自身もその後活動休止をしていたため、これだけの間が空いてしまったという事です。
 

Billboard hot100にチャートイン

本楽曲はPS4Xbox OneRPGゲーム「キングダム ハーツ」の主題歌として書き下ろされました。
 
キングダムハーツシリーズはこれで3作目であり、
 
宇多田ヒカルは「Ⅰ」で「光」、「Ⅱ」では「Passion」をそれぞれ書き下ろしており、シリーズを通して宇多田ヒカルが主題歌を担当しています。
 
キングダム ハーツシリーズスクウェア・エニックスとウォルトディズニーとの共同作品で、2002年から17年間かけて展開されてきました。
 
その人気は日本国内にとどまらず、海外にまで売上を伸ばし、世界中にキングダムハーツファンを生んできました。
 
また、キングダム ハーツⅢの主題歌「Face My Fears」のプロデューサーであるスクリレックスは、
 
同シリーズの大ファンであり、また宇多田ヒカルのファンでもあったそうで、
 
その他世界的に有名な音楽クリエイターも今回の楽曲製作に参加することになり、
 
日本ではBillboard JAPAN Hot100において最高3位、また
 
本家アメリBillboard Hot100でも98位にチャートイン
 
するというとんでもない大記録を打ち立ててしまいました。
 
日本人アーティストのBillboard Hot100へのチャートインは2016年のピコ太郎がYouTube上に公開した「PPAP」から実に3年ぶりであり、
 
宇多田ヒカル自身としては初めての快挙となりました。
 
私も元々宇多田ヒカルさんは大好きで、他楽曲もよく聴いていましたが、
 
今回の全米チャートインという結果には本当に驚いております。
 
2004年に「Utada」として全米デビューして約15年が過ぎ、
 
このような数字の記録として世界的に活躍している姿を見て、同じ日本人として誇りに思います。

 

「Face My Fears」について

デジタルサウンドを多く用いている本楽曲は、まさに今のBillboardに名を連ねる楽曲と同じ毛色をしている気がします。
 
しかし歌っているのは正真正銘の宇多田ヒカルで、
 
あの聴くだけで安心感を与える魔法の歌声が聴こえてくるんですよね。
 
当たり前ですけど(笑)
 
私はピアノ伴奏からデジタルサウンドに移り変わるあたりが好きですね。格好良過ぎます。
 
今回リリースされたシングルには「キングダム ハーツⅢ」のオープニングである「Face My Fears」と
 
エンディングテーマである「誓い」の2曲と、それぞれの英語バージョン2曲の全4曲からなっております。
 
「誓い」は2018年にリリースされたアルバム『初恋』に収録されている楽曲で、もちろん私も視聴済みの楽曲です。
 
こちらはなんだか活動休止前の宇多田ヒカルを彷彿とさせる楽曲だなと思いました。
 
誰かの願いが叶うころ」あたりでしょうか。
 
贔屓目で見ているからでしょうか。彼女はデビューからかなり音楽性が変わってきているのですが、私は彼女の曲は全部好きなんですよね(笑)。
 
それもまた宇多田ヒカルの凄いところなのでしょうか。