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椎名林檎の『三毒史』がApple Musicで配信されたので聴いてみた。

ryoです。


元号が「令和」になりましたが、最近は西暦のほうがお世話になっているのであまり実感ありませんね。


しかしこれだけ大々的に報道され、日本の象徴である天皇の退位と即位という一大行事を考えるとやはり元号というものは残していくべきなのかなと思いましたね。


さて、私はサブスクリプションを利用して音楽を聴いているのですが、特にApple Musicを愛用しています。


5/1令和初日に椎名林檎のニューアルバム『三毒史』Apple Musicで配信されたので聴いてみました。


久しぶりのオリアルリリース


椎名林檎は2015年に『日出処』をリリースして以来、長らくオリジナルアルバムが発売されることはありませんでしたが、2019年になり実に5年ぶりのリリースとなりました。


フィジカルの発売は自身のデビュー日である5/27(月)であり、デビュー日合わせであるためまさかの月曜日発売となっています。

 

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三毒史』に収録されている楽曲をまとめた表です。


その中で現在配信されいている楽曲を強調しておきました。


なぜ長く短い祭と目抜き通りと至上の人生は配信していない扱いなのでしょうか?


13曲中6曲が男性アーティストとのコラボデュエットです。かなり精力的にコラボしているのが伺えます。


やはり獣ゆく細道カッコいいですね。

 

私はもともとハスキーボイスが好きなのと、デュエットソングが好きなのでドンピシャです。


対して新曲である駆け落ち者は4/17に全曲サブスク解禁したヴィジュアル系バンドBACK-TICKのボーカリストである櫻井敦司とのデュエットソングです。


こちらは打って変わってヴィジュアル系感すごいです。


獣ゆく細道はギターレスでストリングスとブラス中心のサウンドキラキラしている印象ですが、駆け落ち者バンドサウンドど真ん中で重低音を響かせて冷たく、でも訴えかけるような楽曲です。


どちらの楽曲もセクシーボイスですが、毛色が全然違うのがいいですね。


アルバムが月曜日発売になるとどうなる?


Billboard JAPANやオリコンなどの主要な音楽チャートの集計期間月曜から日曜です。


つまり単純に考えると月曜日にCDを発売したほうが集計期間をフルに使えるわけですからチャートでの販売数も多くなると思います。


しかし、CDは小売店に運ばなければならないので少なくとも2日前にCDがお店に到着して準備→発売というステップを踏む必要があります。


しかし月曜発売になると流通業界は土日休みが普通ですからそうなると前の週の
金曜にCDを搬入することになります。


それなら問題なくね?

 

と思われますが、金曜日にCDがお店に届くと土日にそのCDをフライングゲット(発売日前にCDを購入すること)するお客さんがいます。


フライングゲットされたCDの売上枚数は前の週の集計期間内ですから、売上枚数が2週にまたがってしまいチャートのランキングをグッと落としてしまう原因になります。


そのため、日本では月曜日にCD搬入し、火曜日にフラゲ日、水曜日に正式発売日とするのが一般的です。


椎名林檎は土日のフラゲ分の売上枚数を気にせず月曜日発売にしているあたりカッコいいなと思いました。


まあ昔ほどフィジカルの売上枚数は重要視されていないので大したことではないと思いますが。