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「Billboard JAPAN Hot 100」を深く分析する -ストリーミング編-

今回はBillboard JAPAN Hot 100(BJH)における「ストリーミング配信楽曲の再生回数」について深く分析していこうと思います。


ストリーミング配信とは


月額で料金を支払いインターネット上に配信されている約4,000万の楽曲コンテンツ聴き放題できるサービスです。


「ストリーミング」とは、音楽データを再生しながら逐一受信する再生方式です。YouTubeを参考にしていただければわかりやすいと思います。


YouTubeは動画の初めから時間をかけて受信していく模様が灰色のバーでわかると思います。あれがストリーミングという方式です。

 

動画を全てダウンロードしてから再生する必要がないのがストリーミングの特徴で、ストリーミング配信には通信速度が十分に保たれているインターネット環境が必須です。


ストリーミング配信は月額支払いで聴き放題という特徴からサブスク(サブスクリプションとも言われます。


日本ではサブスク解禁などと言われることが多いです。


日本の音楽業界では2015年あたりからサブスクのサービスが増え始め、Billboard JAPANでも2016年からHot100の集計データとしてストリーミング配信楽曲の再生回数を追加しました。


しかし、ストリーミング配信はアーティストに対する実入りがCDに比べると少ないという情報もあり、CDの売上がいまだに見込める日本の音楽市場ではサブスクを解禁していないアーティストも多数存在しています。


BJHにおけるストリーミング配信


CDセールスやダウンロード数基本的に買えば終了です。その楽曲を100回聴こうが0回だろうが1度の購入のみがチャートに反映されます。


しかし、ストリーミング配信はBJHでは再生回数がポイントとして反映されます。

 

つまり100回聴いたら100回再生がチャートに反映され、1度も聴かなければその記録がチャートに反映されるわけです。


そうです。ストリーミング配信では継続性が強く、一度世間で流行すれば長い間チャートに居座ることができます。


しかし、先ほども言ったように、サブスク解禁がされていないアーティストも多数存在するので、ストリーミングだけで流行の曲を調べるとデータとして不足しがちになります。


再生の判定


ストリーミング配信では再生されればされるほどチャートに反映されるのですが、ではどこまでが再生の判定になるのか。


おそらく、その楽曲の終了地点にシークバーが到達したら1回再生という判定になると思います。


iTunesでの1再生回数と同じ判定です。つまり、途中をすっ飛ばして最後だけ再生しても1回と判定されるのではないかと思います。


しかし、あまりにもそのような再生で回数を稼いでいる事例があれば除外されるシステムが組まれているのかもしれませんが、真相は不明です。


むしろその真相を公開したらアホな連中がチャート操作をしかねないので、謎のままで十分であると思います。


次回は継続性の性質を持つデータの一つYouTube再生回数について解説します。