「Billboard JAPAN Hot 100」を深く分析する -YouTube再生回数編-
今回はBillboard JAPAN Hot 100(BJH)における「YouTube再生回数」について深く分析していこうと思います。
YouTube再生回数とは
正確にいうと「アーティストがYouTubeの公式チャンネルでアップロードしている楽曲のMV再生回数」です。
つまりYouTube上に公式でアップロードされたMVの再生回数ですね。
海外のアーティストは、ここ最近は基本的にサブスクとYouTubeのMVでプロモーションしてライブで稼ぐという流れが主流です。
もちろんYouTubeは無料で視聴できるため、アーティスト側としては音源を無料配布しているようなものであることを考えると公開を渋るような気がします。
しかし、YouTubeの再生回数はサブスクと違い、動画ですし、一般的に再生回数というわかりやすい人気の指標があるため、ニュースで話題になりやすいという傾向があります。
対象となる動画
対象とする動画の基準は不明ですが、恐らくデータ提供元のであるニールセンが判断していると思われます。
もしかしたらアーティストサイドからの申請制度があるかもしれませんが、真偽は不明です。
非公式はNG
これは当然です。誰かが違法でコピーしたMVが対象になるわけがありません。
しかし、公式が許可を出した動画に限り、非公式でもその動画がチャートのに反映することができます。
荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」のダンス動画や、星野源の「恋ダンス」の非公式動画が当てはまります。
YouTube再生回数とBJH
YouTube再生回数もストリーミング再生回数と同様に、聴けば聴くほどチャートに反映されるわけです。
しかも、サブスク以上に再生回数がおおっぴらになっていますし、コメントもあるためリスナーの一体感もあります。
さらに無料ですし、サブスク解禁していないアーティストも多数アップロードしているため、YouTubeのMV再生回数はチャートでは継続性という性質上かなり重要なポストにあると言えます。
次回は、継続性の性質を持つデータの最後、カラオケでの歌唱回数について解説します。