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「Billboard JAPAN Hot 100」を深く分析する -カラオケ歌唱回数-

今回はBillboard JAPAN Hot 100(BJH)における「カラオケ歌唱回数」について深く分析していこうと思います。

 

カラオケ歌唱回数


楽曲のヒットとはなんだ?という疑問に対する答えは一つではありませんが、その楽曲を歌いたいと思う人が多い=ヒット曲という考え方はかなり当たっているのではないかと思います。


特にカラオケ配信で歌唱回数ランキングで上位に挙がる楽曲他チャートとはまた違った毛色をしているのが面白いですね。


今までの一過性、継続性という性質を持ったデータはリリースしたてホヤホヤの楽曲が上位にチャートインすることが多いですが、カラオケみんなで盛り上がれる楽曲が上位になりやすい傾向があります。


となると、リリースしたての楽曲というものはよっぽどのファンか私のように毎週のようにチャートを調べている人でないと楽曲の知名度が低いことがほとんどであるため、仮に配信されているとしてもチャート上位に食い込むのは至難の技です。


最新ランキングを見ると、これぞカラオケベタ曲と言われるような楽曲が多数入っています。


対して2019年にリリースされている楽曲は一つもありません。要するに歌いずらいんですよね。みんなが知らない楽曲は。

 

さらにカラオケですから、歌詞やリズムを覚えないとそもそも歌おうとはあまり思わないのもカラオケチャートに最新曲が入らない理由の一つです。


カラオケチャートは他のチャートが落ち着いてから動き始めるというのがお約束です。


カラオケ歌唱回数とBJH


歌唱回数はストリーミング再生回数などと同様に、歌えば歌うほどチャート上位に食い込むため、継続性の性質があります。


そのため、チャートに対する共感性はかなり高いと私は思います。


しかし、同じ継続性を持つストリーミング配信はプライベートで聴くことが普通であるため、わりかしフレキシブルにチャートが変化しますが、カラオケ歌唱は他の人もいるという比較的パブリックな状況の中での選択なので、チャートはかなり硬化気味であると言えます。


逆にいうと、一度カラオケチャートで上位に入ればHot100では安定して上位に残り続けることができるということを意味します。


次回は無作為性の性質を持つラジオ放送回数について解説します