米津玄師がプロデュースするFoorin「パプリカ」レビュー
ryoです。
今回は米津玄師がプロデュースする小学生ユニットFoorinの楽曲「パプリカ」についてレビューしていきたいと思います。
Foorinとは?
「パプリカ」の作詞・作曲・プロデュースは米津玄師が担当しており、ユニット名であるFoorinは米津玄師がメンバーを風鈴に例えて命名したそうです。
由来は「風鈴」ですが、「フ」にアクセントがあります。
同楽曲は東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会により「東京2020公認プログラム」として認証されました。
紅白歌合戦でチャート返り咲き
「パプリカ」は2018年8月15日にリリースされたのですが、当時のBillboard JAPAN Hot100では最高位23位でとどまり、その後すぐにチャート圏外へ落ちてしまうという結果になっていました。
しかし、2018年の第69回紅白歌合戦で「パプリカ」が披露されたことによりHot100では最高位15位、ストリーミングチャートに限っては6位までチャートを伸ばすという好成績を収める結果となりました。
YouTubeでもパプリカの歌ってみた動画や踊ってみた動画が多く投稿されており、リリース時以上に盛り上がっている様子が窺えます。
黒のグラフがHot100,青のグラフがストリーミングチャート
らしさ伝わる歌とダンス
歌は技巧を凝らしているわけでもない、ダンスも一挙手一投足揃えるわけではなく、むしろずれているわけです。
大人のアーティストやダンサーであったら完全にアウトであるわけですが、小学生だとむしろそのようなシンプルさやズレが小学生ならではのぎこちなさや可愛さを表現しており、また聴きたいと思わせる魅力につながっていると私は感じました。
テレビなどで「大人顔負けの演技力・歌唱力」と紹介される小学生は、確かに関心はしますが、そんなものは大人になっても習得できるわけです。
にもかかわらず、子供ならではの良さをかき消してまで技巧を凝らしていると、リアリティに欠けて、正直言って気持ち悪いと思ってしまいます。
そういった意味では、Foorinの子供らしさを全面に押し出すことを考えた振付師やプロデューサーはなかなか分かっているなと思いました。