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ストリーミングチャートのチャートイン楽曲数ランキング

ryoです。
 
久しぶりのランキング紹介です。
 
今回は「ストリーミングチャートでチャートインした楽曲の数が多いアーティストTOP5」を紹介します。
 
  • 対象チャート:Billboard JAPAN Streaming Song Chart
  • 集計期間:2017年10月9日-2019年4月8日(89週)
※今回のはゲスト参加や共作した楽曲に関しては対象外とさせていただきます。あくまで単独でリリースした楽曲に限ることとします。

1位 TWICE 26曲

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日本人含む多国籍女性アイドルグループのTWICEが26曲で1位となりました。
 
TWICEは2017年6月のベスト盤発売で日本デビューを果たしていますが、2016年11月6日付のチャートで「TT」が初登場18位を既に獲得しており、2017年10月9日からスタートしたストリーミングチャート1週目で既に20位に「TT」80位に「SIGNAL」の2曲がチャートインしていました。
 
さらにTWICEは全79週で1度もチャートイン曲数が2曲を下回ったことがないアーティストでもあります。
 
さらにTWICEは年内にも既に2枚のシングルがリリース予定であり、チャートイン楽曲数の記録もさらに伸ばしていくと思われます。
 

2位 BTS(防弾少年団) 25曲

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韓国の男性アイドルグループであるBTS(防弾少年団)が25曲でTWICEとわずか1曲差で2位となりました。
 
韓国アイドルが1位と2位を独占という結果となり、ストリーミング配信はまだまだ海外勢のほうがメジャーであることがはっきりした結果となりました。
 
BTSは本家ビルボードHot100でも2018年6月に「FAKE LOVE」がTop10入りを果たしており、日本でも同じタイミングでストリーミングチャート1位を獲得しています。
 
同週でBTSが11曲チャートインしており、同グループでのチャートイン楽曲数では最高記録です。

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こちらはTWICEとBTSのチャートイン楽曲数の推移グラフです。
 
TWICEは終始上がり続けている一方、BTSは1つの週で一気に楽曲数を増やしているのが見て取れます。
 
BTS2018年8月を機に記録がストップしており、その間にTWICEが逆転した形になっています。
 

3位 宇多田ヒカル 24曲

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れっきとした日本人アーティストである宇多田ヒカルがこちらもわずか1曲差で3位になりました。
 
宇多田ヒカルは2017年12月11日にサブスク解禁しており、翌週に19曲、翌々週に22曲がチャートインするという怪物ぶり*1で、たった1週でチャートイン楽曲数ランキング首位を獲得しています。
 
同じ週で同一アーティストの楽曲数最高記録は宇多田ヒカルの22曲となっています。
 

4位 あいみょん  20曲

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今現在ストリーミングチャートで最もアツいアーティストであるあいみょんがチャートイン楽曲数ランキングにおいて20曲の4位となりました。
 
チャート登場自体は2018年2月26日と1-3位のアーティストよりやや遅めですが、尻上がりに伸びていき、2ndアルバム『瞬間的シックスセンス』発売後の2019/2/25付のチャート*2では収録曲全てがチャートに入るという快挙を成し遂げました。
 
ちなみに、同じ日に発売されたONE OK ROCKも同じ日のチャートで9曲チャートインしており、2/25のチャートで登場したアーティストが43人となりストリーミングチャート史上最もチャート登場人数が少ない週という珍記録を達成しています(平均は60人)。
 

5位 Mr.Children 18曲

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90年代から今も活躍する日本の人気バンドMr.Childrenが18曲で5位となりました。
 
もともと数曲のみ解禁していたそうで、その後2018年5月に本格的な解禁に踏み切り90年代にヒットした楽曲と2000年代の代表曲を中心に軒並みチャートイン*3を果たしました。
 
6位以降の楽曲
6位 ONE OK ROCK 17曲
8位 クイーン 13曲
9位 安室奈美恵 12曲
 

考察

チャートイン楽曲数が多いアーティストを紹介しましたが、調べていくと楽曲数が跳ね上がるタイミングというものがあり、そのタイミングは以下の2つがあります。
 
  • アルバムリリースがある
  • 人気日本人アーティストのサブスク解禁
 

アルバムリリースがある

人気アーティストのフィジカルでのアルバムリリースと同じ日または先行で配信が開始されると、ストリーミングチャートではしばしばアルバム収録楽曲のほとんどがチャートインするという現象が発生します。
 
アルバム収録楽曲数がそのままチャートイン楽曲数となるため、だいたい10ほどの楽曲が同じ週のチャートに入ることが多いです。


人気日本人アーティストのサブスク解禁

人気日本人アーティストがサブスク解禁すると、そのアーティストの代表曲が軒並みチャートインするという現象が発生し、チャートイン楽曲数をぐんと伸ばす要因となります。
 
曲数はそのアーティストの代表曲の数にもよりますが、宇多田ヒカルの解禁後のチャートでは20曲が一気にチャートインしており、アルバムリリース時以上のインパクトがあることは見て取れると思います。
 
しかし、そのようなアーティストは現在の活動はそこまで活発でないことが多いため、アルバムリリースでコンスタントにチャートイン楽曲数を稼いでいるアーティストに抜かれることがほとんどです。