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長すぎ!?コブクロのアルバム事情

ryoです。
 
今日は私の大好きなコブクロについてお話しします。
 
実は私、コブクロの大ファンで幼少期からずっと聴いている数少ないアーティストなんですが、
 
今回はファンであるからこそのコブクロへの文句を言おうと思います。
 
愛ある文句ですからね。ホントですからね!
 

コブクロのアルバム事情

私がコブクロに言いたい文句はただ一つ
 
アルバム1枚の収録時間が長すぎるんだよ!!
 
いや、私はいいんですよ!
 
少しでも長くコブクロの美しい声が聴けるのならいくらでも長くていいです。
 
ただ、友達にオススメしづらいんですよ!
 
これに尽きます。
 
やっぱりそのアーティストに多少の興味があっても、曲が長いだけでちょっと「うわー」ってなるんですよ。
 
わかりやすく「曲の長さ」と言いましたが、曲は1つの作品ですから短くできないのはわかります
 
ただ、コブクロはアルバムの収録時間が長いんですね。
 
収録時間とは、1枚のCDに収録されている音源の長さを指します。
 
1枚あたりに収録可能な音源の時間は大体75分です。
 
アルバムの収録曲は2枚にするなり収録曲を減らすなりできるはずなんですけど、
 
コブクロCDの限界収録時間まで目いっぱい詰め込むんですよね。
 
それがベスト盤ならわかるのですが、オリジナルアルバムで75分近く収録するので、
 
アルバム単位で曲を聴く人にとっては毎回カロリーが高いんですよね(笑)。
 
つまり最後まで集中力が持たないというわけです。
 
ではどれくらい長いのかを調べていきましょう。
 

コブクロのアルバム収録時間を分析

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メジャーデビュー後にリリースされた9枚のオリジナルアルバムをExcelにまとめてみました。
 
ちなみに私が「長いな」と感じる収録時間は大体60分からです。
 
それより長いとダレそうだなと思います。
 
上の表を見ると、コブクロのアルバムの平均収録時間は64分30秒!
 
長いなー(笑)
 
特にコブクロがヒットし始めた5thアルバムあたりからは70分超えが普通になっています。
 
注目すべきは6thの『5296』です。
 
このアルバムには最大ヒットしたシングル「蕾」が収録されているのですが、
 
6分を超えている曲が13曲中8曲という驚異の数字!
 
正直、今から聞く人にとっては苦行ではないでしょうか。
 
5thの『NAMELESS WORLD』も4曲が6分超えですが、実はうち2曲は7分台と8分台です。笑うしかありません。
 
これがメタルバンドのアルバムなら演奏を聴かせるパートがあったりするので長いことに説明ができます。
 
しかしコブクロはメタルではないので関係ありません。
 
なぜコブクロの曲は長くなってしまうのかをより細かく分析してみました。
 
バラードが多い
コブクロ=バラードが多いというイメージがあるという話は聞きますが、実際多いです。
 
バラードになるとBPMも落ちるので自ずと曲も長くなりがちです。
 
短いバラードは間奏がなかったり、アウトロが短かったりします。
 
歌詞のないパートが長い
コブクロは基本的にイントロ、間奏、アウトロに時間をかけます
 
間をとったり、余韻を残したりするためでしょう。
 
例 風見鶏(6:03) 
 
イントロ 30秒
  間奏 20秒
アウトロ 43秒
 
バラードでもしっかりと曲構成を詰めている
バラードはゆっくりですから基本的に曲構成の中でどれかを引かないと曲が長くなります。
 
ですがコブクロは邦楽の基本的な曲構成を崩すことは少ないです。
 
むしろ繰り返しを増やしてきます。
 
例 桜(6:01)
イントロ Aメロ Bメロ サビ 間奏 Aメロ Bメロ サビ サビ 間奏 Aメロ アウトロ
 
「桜」は2サビを繰り返してそのままラスサビへ移行するという一見すると短く構成されていると思いきや、
 
最後にAメロを挿入してアウトロへ移行しています。
 
このAメロ アウトロ がなければ5:30以内に収まっています。
 
コブクロの楽曲では最後に印象的なパートを挿入する楽曲は多く存在します。
 
例 どんな空でも(6:08)
サビ(イントロ) イントロ Aメロ Bメロ 1サビ Aメロ Bメロ 2サビ Cメロ 大サビ サビ 間奏 サビ
 
こちらもてんこ盛りです。特にこの曲は2サビ後の間奏はありませんが、
 
J-pop独特の美味しいCメロと大サビをふんだんに使ってラスサビへ移行しま
 
そして最後はイントロサビを繰り返して終わるため、結果6分を超えていきます。
 
コブクロではラスサビにより化ける効果を付与するためにCメロや大サビにたっぷり時間をかけるケースが多いです。
 
そして、ラスサビで終わるのが名残惜しいのか、何度か繰り返したり、「Wow」でサビを引き伸ばします。
 

まとめ

最近の傾向としては、曲の長さは抑えになって全体的に平らになっていますが、曲数が増えていっています。
 
どうやってもCDの限界収録時間に近づけていきます。
 
以上が私がコブクロに言いたいアルバムの文句でした。
 
でも、シングルが未収録になるとそれはそれで納得がいかないんですよね。
 
バランス取りってなかなか難しいのかもしれません。
 
あと、誤解しないでいただきたいのが、コブクロのアルバムはどれも名盤揃いなんです。
 
ファンから言わせてもらうとアルバム曲で名曲がたくさんあります。
 
だからこそ収録時間が長いという理由で敬遠されるのが悔しいです。