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ストリーミングチャートの週当たりの人数を調べてみた

ryoです。

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2017/10/9から2019/4/15までのストリーミングチャート(Billboard JAPAN Streaming Songs Chart)における人数推移をグラフにしました。
 
1週のチャートは、なにも1人1曲で100人が登場するわけではなく、1人で複数の楽曲がチャートインするもので、1人が複数の楽曲をチャートに送り出すとその週のチャートの人数が減少します。
 
ではストリーミングチャートが現在80週を迎える現在までの人数推移はどうなっているのかが無性に気になり、今回記事にしました。
 
波打ってるグラフは実際にチャートインしているアーティストの組数推移であり、真ん中の直線は現在までの平均値です。
 
チャート一週あたりの組数の平均は約60組です。
 
他のチャートを調べてないのでなんとも言えませんが、アルバムリリースなどで同じアーティストの楽曲が一気にチャートインするストリーミングチャートは比較的組数が少ないと思われます。
 
チャート初期である2017年〜2018年5月は若干の上下はありますが平均以上の組数で推移し、2018/4/9付チャートでは過去最高の75組という記録を達成しています。
 
しかし、2018/5/28付チャートを期に徐々に組数は減っていき、平均値から離れたり近づいたりし、ついに2019/2/25付チャートでは過去最低記録である43組を記録しています。
 
現在は持ち直していますが、依然として平均以下の数値です。
 

最高記録の原因

2018/4/9付チャートでは過去最高の75組を達成していますが、これは映画グレイテスト・ショーマンサウンドトラック収録曲が9曲チャートインしていることが起因しています。
 
グレイテスト・ショーマン』はミュージカル作品であるため、それぞれの楽曲のアーティストが異なり、組数を押し上げている直接の原因になってはいますが、当アルバムのアーティスト数を1組にしても組数は69組でトップであるため他の理由があるとは思います。
 
最多組数の原因は今後も調査していきます。
 

最低記録の原因

このブログでは度々登場している週でありますが、平均60組であるアーティスト数である中、2019/2/25付チャートは過去最低の43組を記録しています。
 
チャート登場アーティスト数が少ない=1人あたりの楽曲登場率が高い
 
ということです。要するに少数のアーティストがチャートを独占しているということです。
 
では、具体的に誰が独占しているのかを円グラフでご覧ください。

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左が平均に近い組数のチャートであり、右が過去最低組数を記録している2019/2/25付のチャートです。
 
一目瞭然ですが、あいみょんONE OK ROCKの楽曲増加が目立ち、逆に1組あたり1曲のみチャートインしているアーティスト(その他の項目)は0.65倍の減少となっています。
 
2019/2/25付チャートは発売日が同じであったあいみょんのアルバム『瞬間的シックスセンスONE OK ROCKのアルバム『Eye of the Storm』のそれぞれの全収録楽曲がチャートに入るという前代未聞の事態となり、さらにback numberのサブスク解禁と映画ボヘミアン・ラブソティ』でのクイーン人気も重なったことによって組数が43と極端に少ない結果となってしまいました。
 
ストリーミングチャートは他のチャートと同様にセールスで左右されるだけでなく、その頃に流行った映画やドラマ、さらには季節でのイベントなどによってチャートの顔が大きく変わっていく様調べれば調べるほど奥が深いと改めて感じました。
 
2017/10/9から始まった比較的新しい音楽チャートですが、サブスク黎明期とも言える現在の目まぐるしいチャート変化を今後とも見守っていきたいなと思います。