ストリーミングチャートで返り咲きを果たす楽曲とは
返り咲きとは
ryoです。
当ブログでは音楽チャートにおいて、かつてチャートに登場しており、前週までにチャート圏外へ落ちてしまったが、当週で再びチャートへ戻ってきた場合、返り咲きと呼んでいます。
返り咲きは性質上、①チャート登場②チャート圏外落ち③チャート再登場、という3つのステップを踏む必要があるため、当然チャート2週目までは起こりえません。
ストリーミングチャート(Billboard JAPAN Streaming Songs Chart)は楽曲の返り咲きチャートインの比率が他のチャートと比較すると高めです。
返り咲きを見分けるポイント
Billboard JAPANのストリーミングチャートは前週から当週にかけてどうチャートが動いたのかは色付き矢印ではっきりわかりますが、返り咲き楽曲は軽く見ているだけでは見落としてしまいます。
返り咲きチャートインしている楽曲は、前回の欄がハイフン(ー)でありかつチャートイン数が1以上の場合です。
写真を見ると、BLACKPINKの「DDU-DU DDU-DU」はハイフンかつチャートイン数が1以上(今回は36)であるため、返り咲きチャートインであることがわかります。
もしチャートイン数が1であった場合、その楽曲はその週で初登場であることを意味しています。
返り咲く楽曲の特徴
返り咲きチャートインしやすい楽曲には以下のような特徴があります。
- 新曲リリースで一緒に聴かれる同アーティストの過去の楽曲
- 新しくリリースされたアルバムに再収録された楽曲
- 桜ソングなど季節が理由でリスナーが増える楽曲
- ライブなどのイベントに関連する楽曲
- チャートの100位前後を推移している楽曲
- 人気はあるものの、他のアーティストの楽曲に圧迫されていた楽曲
1や2は返り咲きを果たした直後の順位が高めです。
3は集計週がその季節に近づくにつれて順位が上がっていくことが多く、時期が過ぎるとチャートを降下させて圏外へ落ちます。(桜ソング、クリスマスソングなど)
1曲あたりの返り咲き回数が多い楽曲の特徴は基本的に5です。
ストリーミングで人気のある楽曲が、徐々に再生回数を落としていくと、返り咲きと圏外落ちを繰り返すことにより、返り咲きの回数を稼ぐことになるのです。
返り咲き回数ランキング
ストリーミングチャート全81週で返り咲きを果たした楽曲を調べてランキングにしました。
基本的にこれらの楽曲の特徴は5です。100位前後を上下しているため、チャートに返り咲いても順位は低めです。
こちらは1度のチャートでチャートインした返り咲き楽曲数が多い週順にランキングにした表です。
最も多いチャートは2018/3/26付*1です。
なぜこんなにも返り咲き楽曲が多くなってしまったのかは残念ながら現在調査中です。